メーカー:KOSMOS
ゲームデザイナー:Stephen Glenn
プレイ人数:2人or4人
プレイ時間:30分
対象年齢:10歳〜
今回はチーム戦での対戦が最高に面白い!つい『もう一回!』と言いたくなる中毒性の高いオススメゲーム【ルミス (Lumis)】をご紹介します!!
どんなゲーム?
ルミス の勝利目標はいたってシンプル!
自分の色の地平線から地平線が繋がるように塔を建て、炎の駒を先に繋いだチームが勝利!万が一、炎の駒が尽きてしまったらその時点で負け確定でゲーム終了!2対2のチーム戦か、1対1での対戦が可能!
しかし、冒頭でも述べた通り、このゲームは断然チーム対戦が面白い!!
では、チーム戦を面白くしている最大のスパイスとは何か?
それは、『手札の枚数以外の情報共有の禁止』にあると、筆者は考えている。
不自由…だが、それがいいっ!!
同じものを見ていたとしても、人によって注目している場所や優先順位は変わってくるもの…そこに加えて、カードの引きには運要素が絡んでくる…
にも関わらず、言葉で情報共有することを禁じられた状態では、どうしても齟齬やすれ違いが起こってしまう!
その隙をお互いに突いたり先読みしたりすることで、一進一退の熱いバトルが繰り広げられるのである!
もどかしいジレンマの中で、パートナーとの連携が上手く行き、敵を出し抜いた時の喜びと言ったらない!是非この感動を皆様にも体感してほしいものである。
因みに、上の写真では、赤の進撃を黄色チームが11枚一斉出しで止めることに成功!
一気に勝利に大手をかけた!
しかし、手札に恵まれず1ターン足踏みをした結果、赤チームに7枚出しでカウンターをされてしまい、勝利を目前にして大きく迂回路をとることを余儀なくされてしまった…
この様に!不自由な環境下でのチーム戦だからこそ起こるスリル満点な駆け引きが、つい『もう一回!』と言いたくなる白熱したバトルに繋がっているように感じる。
ざっくりゲーム説明!!
では、どんな感じでゲームを進めていくか簡単に説明しよう!
各チームの山札から初期手札を5枚とり、
補充カードを黄色チームが1と3、赤チームが2と4になる様に設置したら、黄色チームからゲームスタート!
プレイヤーが自分の手番でできることは以下の4つ!
1.カードを補充する。 2.パートナーにカードを渡す。 3.ボード上の大きいマスか自分の地平線に塔を配置。 4.塔と塔を炎で繋ぐ。
出番のプレイヤーは、4つの行動のうちどれかを選択してプレイしていく。
では、各行動について説明していこう!
下の画像は1と2の行動を選択する際に使用する補充カードだ。
1と4、2と3が裏表になる様になっている。
1.カードを補充する。
補充カード1枚を選択して、描かれた数字の枚数分、山札から手札を補充することができる!選択したカードは裏返す為、パートナーはその数字を選択することができなくなる。
この時持てる上限の手札は14枚まで!
2.パートナーにカードを渡す。
補充カード1枚を選択して、描かれた数字の枚数分、パートナーに自分の手札を譲渡することができる。
この場合も、選択したカードは裏返す為、パートナーはその数字を選択することができなくなる。譲渡される側の手札の上限も14枚を超えてはいけない為、パートナーの手札の枚数を確認しつつ行おう!
3.ボード上の大きいマスか、地平線エリアに塔を建てる。
塔を建てたい場所と同じ色のカード1枚でボード上の大きな6角形のマスに塔を建てることができる!
因みに塔と塔が炎で繋がっていない場合は、敵チームの塔の高さ+1枚で、敵の塔を奪うことも可能だ!
ボードの端の地平線エリアに塔を建てたい場合は、好きなカード1枚の消費で塔を建てることができる。地平線エリアの塔は奪うことはできない。
4.塔と塔を炎の駒で繋ぐ
『せっかく建てた塔を敵に奪われない為には、どうしたらいいか?』
先程も述べた通り、塔と塔を炎の駒で繋げば敵に奪われることはない!
塔と塔を炎の駒で繋ぐ為には、その間にあるマスと同じ色のカードを通るマス目の分だけ出す必要がある。
炎と炎で繋がってしまった塔と塔の間は通り抜けることが出来ないので、自分のチームの横断路を伸ばしつつ敵チームの進路をいかに妨害していくかがポイントになってくるのではないだろうか!
おすすめポイントは?
このゲームは、本当にチーム戦で是非遊んで欲しい!!
相談できないと言う不自由さによって生み出される綱渡り感!ハラハラドキドキのスリル溢れる展開の連続!
敵の進路を上手く妨害できた時の爽快感と、頑張って繋げてきた道を塞がれた時の絶望感と言ったら…本当に筆舌にし難いものがある…
画像の中央の塔はなんと4重の塔!!こんなにも激しい奪い合いをしたにも拘らず黄色チームに進路を塞がれたときは本当に絶望した…
カードの枚数しか情報の共有ができない上にカードの引きは運な為、『嘘だろ?!』みたいなことが偶に起こるのもこのゲームの面白いところ!
「(カード枚数12枚もあるから3マス分くらい繋げるだろう)」なんて思っていたら、パートナーがカードの引きに恵まれずに繋がらない?!「やった!首の皮一枚繋がった!!」なんて展開も起こるから本当に面白い!
逆転につぐ逆転!あと1手!あと1枚!
そんな、ギリギリの展開の連続だからこそ、思わず『もう一回!』と言いたくなる中毒性があるんじゃないかと思う。
ルールも簡単で気軽に遊べるので、是非多くの人にこの楽しさを味わっていただきたい筆者的おすすめゲームです!!
ルミス(LUMIS)