光の都パリ。
その名を世に知らしめた、19世紀の万国博覧会。
建物を光で照らし、パリ歩行者の心を盗んでいきましょう。
プレイ人数:2人
プレイ時間:約30分
対象年齢:8歳以上
デザイナー:Jose Antonio Abascal Acebo
アーティスト:Oriol Hernández
公共の電気が話題となった万国博覧会(世界博覧会)がパリにて開催された。
電気は街中に広がり、今日の美しい夜のパリ通りを作りあげ、光の都パリは「La Cité de la Lumiére」と呼ばれるようになったのです。
おしゃれなコンポーネント
#パリー光の都ー
二人用タイル配置ゲーム。
歩道タイルを配置し自分のエリアを広げるか屋根タイル(形が違って早い者勝ち)を先に確保しちゃうか悩ましいぞこれはー。
アートワークとうさぎの木コマが可愛くて、可愛くて見てるだけでも満足。
ポストカードもかっこいいんだ。これは飾れる? pic.twitter.com/VRRCcW5dAy— aya (@aya_bdg) September 18, 2019
このデザイナーさんのゲームはほんとおしゃれだなー。
前作は「チェックポイントチャーリーの捜査犬」猫のかっこかわいい絵柄が気になっていたゲーム。あのゲームのイラストも大好きなんだ。
今回のアーティストさんはボードゲームアートは今作が初の模様。
タイトルにあった素敵なアートかつ、あとから見返すとゲーム内容がああこの絵はこの部分かあー!と解るようになっているのが個人的にちょう好き。
ゲームは2フェイズに分かれる
街並みをパズルのように組み立ててその横に街路灯があれば点数が得られる!
といったようになっているのだけれど、まず第1フェイズでは敷石と街路灯の設置か、建物タイルの取得をしていく。
敷石には赤青紫と3色あって、第2フェイズ時に自分の担当色&紫のマスに配置することになっている。
なので敷石タイルを配置しつつ、そしてどこに建物タイルを置けるのかを吟味しつつ第1フェイズを進めていくのだけれど。
敷石タイルを置くスペースや建物タイルは早い者勝ち、しかも敷石タイルを最初に置ききった人は第2フェイズの先手番!というもうどれもこれも取りたいんだけど!!と頭をめちゃ悩ませる。
建物タイルを取ったら敷石が繋がらなくなり、敷石タイルを置いたら建物タイルを取られる悲しみよ。
悲しみ…。
そんなこんなで置くもの、取りたいものがなくなればパス。
二人ともパスパスでやることがなくなれば次のフェイズに移行するよ。
これどこで息すればいいのかわからないよ!
建物タイルを置く際、自分の色の敷石は大丈夫だけれど、紫の敷石には注意!なぜなら互いにタイルを置ける場所だから。
置くつもりでいても先に建物置かれたら可能性があるのだ…内心めっちゃひやひやする。
配置できなかった建物がマイナス3点だ。
先に置きたいよう。置きたいよう。取らないでよう。
建物タイルを置くときにはどこの敷石から置いていくか。ある程度目星をつけて置かれてもじゃあここ置けるかな?なんて算段つけてプレイするよ。
さあ第2フェイズいくぞ!
しかしここでまた苦しい選択を迫られる。
アクションポストカード!
アクションポストカードでは配置する際に有利にしてくれたり、ポイントを増やしてくれたりするぞ。
これがかっこいいの。
アーティストさんの味のある素晴らしいポストカードと思う。
普通に切手貼って送ってもいいくらい。
これは全12種類。最初に8枚選んで設置。
最初は切手を貼る面を表にし、使用したら裏返す。
ジャジャーン
このカードを取ってカード効果を使うか、建物タイルを配置するか。どちらを選ぶか本当に苦しい!
もちろんこのアクションポストカードの効果は1回切りかつ、同じ効果のポストカードはないぞ。これも早いもの勝ちだ。
早い者勝ち多くない?マジでどっちにするかめちゃくちゃ悩むのですがーあー。
最初から最後まで息がつけない、常に選択を迫られるゲーム。めちゃくちゃ好き。
パリに光を照らしていく様は幻想的でそこに煙突を立ててカラフルにしていくと一つの絵画を見ているよう。
特にポストカードアクションで踊り子と画家を増やすとより立体的になってかっこいい。
苦しいながらも30分くらいのゲームでルールも覚えやすい。
人待ちや10分以上かかるゲームの長めの時間調整にちょうど良いのでは?と思います。
しかしここが欠点!
青と赤と紫。青と紫の区別がつきにくいと思います。
アクションポストカードの効果は即座に、次の手番中、自分の色、混合色など細かく指定されているのでどの効果がどのタイミングなのか、ルールブックで逐一確認しないと忘れちゃいがちかなと思います。
また、切手のついた得点計算時に追加で点数が得られるカードで何点得られるのかがいまいちわかりづらいです。
ルールブックの一番後ろに書かれているので探しやすくはありますが、ちょっと勘違いやグダりが起きちゃうかもしれないかなーといったところです。。
ゲーム内容とアートともにとても好きな作品であります。
タイルの裏の猫もかわいい!
ウサギ煙突も素敵。
パリ-光の都-/Paris La Cité de la Lumiére