デザイナー:Michael Palm , Lukas Zach
プレイ人数:2~ 6人
プレイ時間:45~90分
対象年齢: 10歳~
概要
ゲームは殺人事件の現場からはじまる。
プレイヤーは現場の状況を調べたのちタイムトラベルで過去にさかのぼる。事件にかかわりのある人々の立場、事件の原因などを推測して過去の様々な事象に干渉して歴史をやりなお(アンドゥ)して殺人事件を解決する。
ルールブックが存在せず、箱を開けたらカードの指示に従っていくだけでゲームを始められるプレイしやすさも大きな特徴。
ストーリーのある謎解きなので最初の1度の体験がとても大事なのは注意
どんなゲーム?
カードの指示に従い時代ごとに並べられたカードを話あって選択、その時代の背景や人物の行動と事件の関連性を推測し、カードに記載された選択肢から一つを選ぶ。
その選択が被害者にとってプラスにもマイナスにも、現状維持にもなる。
プレイでやることはめくるカードを決めて記載内容を読み選択肢から一つを選ぶだけとものすごく簡単にプレイできる。
とはいえ謎はなかなかに手ごわく、1文節すら無駄にせずに読み解き関連を推測していかないと最高評価をとるのは難しい。
カード1枚からはぼんやりとして推測しかできないが、めくるごとにだんだんと全貌が浮かび上がってきて、推測に確信を持てたり真逆の疑いが出てくる様子は他ではできない体験。
プレイの注意
前述したようにカードをめくって選択するだけしかやることはないので、ぼんやりと読み進めて適当にすすめていると、なにもわからないままふんわりとゲームが終了してしまう。
全貌もよくわからないまま適当に選んだ選択肢の結果の点数だけ受け取ってただ終わりました、となってしまいがち。
これを避けるために、知人が殺されたような心づもりで1枚目から真剣に現場を検証し、どのくらいの時間差の’ある場所をみるべきま考えて話あいを進めたほうが楽しくプレイできると思う。
真剣に考えて答えをだせば、それに見合った結果と回答がきちんと用意されているゲームであるので、小説を読み進めるようにひたすら先を楽しみに進めていくとあっという間に終わってしまうので是非1枚1枚を大事に熟考してすすめてみてほしい。
謎を含めたストーリーテリングのゲームなので1回目の体験が本当に大時。 リプレイしてより良い結果を目指すプレイができないこともないが、やはり手探りで散開したバラバラの手掛かりを拾い集めて線でつなげる体験は最初の1度しかできないので、とにかく初体験を大事に!
参考までにカードの順番さえ元に戻せば(番号が打ってあります)問題なく他の人に初体験としてプレイしてもらうことはできるので、コンポーネント破壊を伴うレガシー系のゲームとちがい使いまわしはできるのでご心配なく。
そんでゲームとしてはどうなの?
カードから情報を集め推測していく協力ゲームはいくつかあるが、事前にルール把握とインストが必要ない点や、現在発売されているものに関してはつかみにくくとも理不尽に感じる謎は無い点を含め、協力ゲームや謎解きが好きな人にはとてもおすすめできる。
現実の歴史とも微妙に関連があったりしてタイムトラベルを体験している感覚等も味わえフレイバーも良好。
1度しかプレイできないとしても手頃な価格で十分その価値がると思うので興味を持った方は是非プレイしてみることをおすすめします。
できるだけ感覚そのままより言語化、体系化して伝えるレビューを心がけてます。
アンドゥ / UNDO-新たな運命の織り手: 桜祭り-
One Comment on “アンドゥ / undo (ネタバレ無し)”
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