センチュリー:スパイスロード

レビューaya

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aya

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3
On 2019年12月13日
Last modified:2020年7月30日

Summary:

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センチュリーシリーズの1作目。スパイスロード。
黄金よりも価値の高いスパイスを求めて地球の裏側まで旅に出よう。

プレイ人数:2~5人(BGGベスト3~4人)
プレイ時間:30~45分
対象年齢:8歳~
デザイナー: Emerson Matsuuchi
アーティスト:David Richards, Fernanda Suárez

ストーリー 何世紀も前の時代、スパイスの交易は世界中で最も重要な経済活動でした。
当時スパイスは金にも負けない価値があり、帝国の栄枯盛衰も、探検家が命がけで地球の裏側の未知の大陸まで出向いたのも、その多くはスパイス交易がその理由だったのです。
さあ、今度はあなたの番です。地中海を渡り、富と未来を求めてスパイス交易の旅に出ましょう!

商人を雇って仕入れて売って

シンプルなコンポーネントにシンプルなルールは裏表の2ページのみ。上から順番に読み進めていくだけでプレイできるのって良いよね。

この2枚からスタート

まずは手札。この2枚の手札が初期商人たち。左が黄色(ウコン)のスパイスを2個もらえるカード(スパイスカード)で、左のカードがスパイスのレベルアップカード(アップグレードカード)。

スパイス!

スパイスは4種類(ターメリックサフランカルダモンシナモン)あって、左から順番にどんどん価値が高くなっていく。
高い価値のものほど売買したときに高い名声(勝利点)が貰える。

個人ボード。絵柄がみんな違う

スパイス置き場。みんな1枚ずつ持っていてこのカードに仕入れたスパイスを置いていく、白の□の枠。その数ぶんだけしかスパイスを持てない。
ちなみにスタートプレイヤーのカードだけ特殊だ。このカードを引いた人がスタートプレイヤーになる。こうやってスタートプレイヤー決めるの新鮮。

手番になったら商人を雇う(カードを取得)か交易する(カードをプレイ)するか、売買する(得点カードをスパイスと交換)する。 最初はちまちまターメリック二つー。それをレベルアップさせて…とちまちま…本当にちまちまと拡大していく。 拡大コンボは本当に楽しい。数手先前からこのカードを出したら、次はこのカードを出して、そのあとはこのカードを出せば…!交易!交易!交易!のコンボ楽しいー。燃えてきたぜ!しかし調子に乗って生産を拡大していくとゲットしたスパイス置けなくてアーっ。もったいない。もったいないー

点数がわかりやすい

このゲームは自分がとった行動が何点分の行動になったのかがわかりやすい(もちろん手番のことも考慮しなきゃいけないけれど)、スパイスだとターメリック1点、サフラン2点、カルダモン3点、シナモン4点となっている。
下の左のカードを見ると、シナモン4つで16点。一致するでしょ?

そして右側のカードには複数のスパイスを売買する。複数だと得点がちょっと高くなる

1手番で〇点分の得。もしくは失敗して〇点分の損。というのがまるわかりなのが良い。得って良い言葉だよね。

商人の取得
どんなスパイスをどう交換してくか考えるのたのしー

こんな感じで商人カードが並んでおります。その中からカードを取得していく。実は一部はただではない。山札のカードから一番遠い分はただだが、欲しいカードが1つずれる度に前のカード上に1個スパイスを支払わなきゃいけない
ターメリックは一番価値が低くて、大漁になきゃ交換しづらいし…最後も点数にならないし…なスパイスだけどカードの上に置くならこのスパイスが一番。なので最初はあるほうが有利。欲しいカードがあるのにシナモン(一番高価)しかない…ってなったら悔しい!

じゃあただになるまではとらなくていいかなーって思ってたけど、タダでとらせてくれないんだなぁ!

得点がおいしいカードは他の人ももちろん美味しい。取らないでタダのカードを取っていたらスパイス1個分安くなって「やったー、ごちそうさまです~」って取られちゃうよ。
そしてカードの一番重要な部分は同じカードは存在しないってこと。本当に手に入れたいのならスパイスを払ってでもゲットしなくちゃダメ。良いカードが次の手番まで残っていることなんて…ない!

手札のプレイ

一枚を場に出して、カードの効果を発動する。初期手札の他に商人カードを取得するとわらしべ長者のようにスパイスを交換する効果があるカード、「トレードカード」が手に入る。

増やしたぶんより少ないスパイスで元のスパイスを増やせると嬉しい

これでスパイスを量産していく。カードを出すのは1枚だが、交換するスパイスは元のスパイスを複数支払える場合、その分交換することができるぞ!

1セットのみの交換だと微妙だが数セット一気にできるとうまいー!

例えば、上のカードだと4個ターメリックを支払えば4個のサフランと交換できる。

少しのスパイスで一気に交換できるカードもあれば、数は少ないけど元があるだけ良いスパイスに交換できるカードもあってどっちが良いかっていうとどっちも良い。

勝利点カードと、場に出ている商人カードでどんなコンボを打てるか次第。

勝利点カードとの交換
勝利点カード

なんで、ここで勝利点カードなんて名前なのか。交易とか名声とか無かったのかと甚だ疑問である…。とまあそれは置いといて、ここで集めたスパイスと交換して勝利点を得ていくぞ。

こちらのカードを誰かが5枚集めたらみんなが同じ手番をプレイして終了。

勝利点はこのカードと

このコインは良いコイン

こちらのコインと、ターメリック以外のスパイス(各1点)だ。

勝利点カードを集めなければそもそも勝てない。

低い勝利点のものは簡単に集めることが出来るが、高い勝利点のものはスパイスは高価で数も多く集めるには時間がかかる。

勝利店低いのをサッと集めて早期終了か、なるべく大きい点数で集めて、5枚集めなくても勝てるようにしていくのか。

また勝利点カードの上に置かれているコイン。
これは一番左とその隣に置かれる。金色3点、銀色2点
コインの下に置かれたカードを取得したときに一緒にゲットできる。おいしいコイン。しかしもちろん皆狙っている。

勝利点カードは取られると、カードを全て左に詰めて空いた部分を埋める。コインの場所のカードを取ろうとしている人がいるならば、じゃあ次のカードのスパイスを集めていればコインとカードゲットできるんじゃないの?って考える。自分がとったコインの点数は相手に入ってしまう。

一緒にウィンウィンな関係でカードを取得するのか、いやいやそんなことさせられるか、まだカードは取らんぞ!となるのか。

でもスパイスは10個までしかもてないし、牽制してる内に他の人に高い勝利点カードを取られてしまったり、そもそも狙ってたカードを取られてしまったり!?

あー、全部公開情報でよかった。まだこのターンは取らなくても大丈夫。次は取らないと取られる!とかわかるのが良いね。スパイスを集めつつ、他のプレイヤーがどのスパイスを集めて何をしたいのか考えて、邪魔や自分の有利な展開に持っていけるように調整したり、他のプレイヤーと競合したりするのが楽しい

休憩のタイミングが大事

一度使ったカードをもう一度使うには「休憩」というアクションを取る必要がある。1手番何もしない代わりに、自分が使用したカード全てを手札に戻す。このタイミングも重要。かといってタイミングをまってやらないでいるとこっちの首が絞まってくんだけど…。

毎手番ごとやりたいことだらけだからこの休憩がじれったい。が、みんなが欲しいカードが一番遠いときにやるとみんなからブーイングがはいる、その悲鳴、ええな。

オススメポイント

スパイスを交換してそのスパイスから更に交換!とできると快感、コンボができる!ってなったときの脳汁出る感じがヤバイ。コンボのために商人カードを取得して自分の手札を充実していくのが楽しい。けれど、取りすぎると勝利点カードを他の人よりも取れなくなってしまうのでほどほどにしなきゃいけない。その配分を考えるのも楽しい。

スパイスに点数があるから自分の手番でざっくり○点行動したというのが解りやすいのが良い。

経験者のほうが若干有利ではあるけれどルールがシンプルな分、初めての人ともそれほど点数差は出ないと思うので楽しく遊べると思う。

センチュリー:スパイスロード

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