概要
デザイナー : フリードマン・フリーゼ
プレイ人数 : 3~8人
プレイ時間 : 10~20分
対象年齢 : 7歳~
デザイナーは「電力会社」「フォッペン!」など緑色の箱のゲームでおなじみのフリードマン・フリーゼ氏。
今回はそんなフリーゼ氏作のカードゲーム、軽くて大人数でワイワイ楽しめる「フッチカート」をレビューしていきます。
ゲームルール
このゲームはカードの数比べをしながら、自分の手札を最初になくすことが目的のゲームです。
初期手札は6枚。手番が回ってきたら手札から1枚数字カードを出していきます。
場に出ている数より大きいカードを出せれば、自分より小さい数字カードは打ち負かされてしまい、出していたプレイヤーにカードを引かせることができます。
追い越された小さい数字カードは破棄されます。
再び手番が回ってきたときに、誰にも数字を追い越されずに残っていたらそのカードは粘り勝ちとなります。
カードは引かずに手札が1枚減るので、勝利に近づきます。
ただ、これだけだとただ大きい数字を引けた人が勝てるゲームになってしまう・・・。
そこでこのゲームのメインとなる相乗りシステムの出番!
すでに場に出ているカードと同じ数字を出すと、同じ数足した合計値になります。しかも同じ数出した人全員が足した数出したことになるから強い。なんという強力な協力。
勝利条件
最初に手札がなくなったプレイヤーが勝利
おすすめポイント
大きい数字が勝つ世界の中で、相乗りすれば小さい数字でも勝ち抜けるのがとてもおもしろい。
例えば5人プレイで、最強の20を出しても、他4人が奇跡的に6を出せば、20vs24で勝ててしまうんです。こうなると6出した4人の手札がみんな1枚減ってWinWin。最高。
1人1人は弱くても大人数で協力すれば強い1人に勝てるよっていうメッセージが込められてる気がする。
相乗りできないないならできないで、さらに大きい数字持ってたら叩き潰せるのも面白い。
ちなみにカードの数字はは2~20まで。16以上は1枚ずつしかないけど、小さい数字はたくさん入ってる(2→16枚、3→12枚、4→9枚…)
大きい数字は1枚ずつしかないから使いどころ重要。大きい数字のカウントも一応できるけど小さい数字が圧倒的に多いから、基本うまく相乗りできた人が勝つゲームだと思う。
何枚相乗りされるかが読めないから、人数多ければ多いほど面白くなると思う。大人数と比べて3人とかだと2のダブルとか5で叩き潰せちゃって爽快感がかなり減る。
ルール簡単でプレイ時間も短いから隙間時間にオススメ
フッチカート