概要
時間:30~45分
人数:2~4人
年齢:8歳~
デザイン:〈System〉Grzegorz Rejchtman 〈Art〉Chris Quilliams
ブロックを使ったパズルゲーム
このお題のカードとブロックを見て…
以前、レビューを書いたチーム3と似ているのかな?と思いました。
お題の形を、ブロックを使って造るという点は同じです。
ですが、チーム3は協力ゲーム、こちらは対戦型ゲームですので、その点も含めいろいろと違いました。
はやく!そして、正確に道標を造ろう
このお題となるカードは「トゥキリクカード」といいます。トゥキリクは道標です。
ゲームのタイトルである「トゥキ」という言葉は北極圏に住むイヌイットの言語で「特定の意味を持つもの」を表す「トゥキリク」に由来しているそうです。
このゲームでは、ブロックを使って、トゥキリクを造るのですが
役に立つトゥキリクは早く!そして正確に造らないといけないのです!
ちなみに、トゥキリクカードは標準レベルと上級レベルがあります。大人ならいきなり上級レベルでも十分遊べます♪
このブロックを使って、トゥキリクを作るのですが……
白いブロック描かれてないじゃん!
ていうか、浮いてない?
実は、カラフルなブロックは「石」、白いブロックは「雪」なのです。
トゥキリクは石で作ります。雪は背景、黒子のような役割なのです。
トゥキリクを造る時、この雪のブロックをどう使うかが、とっても重要なのです!
同じトゥキリクでも、雪ブロックの使い方がプレイヤーによって違ったりするので、それもこのゲームの面白いところ!
ブロックを下から支えるように使ったり、上に置いてブロックを固定する重りとして使ったり…
他のプレイヤーの完成品を見て、「あぁ、そういう使い方もできたのか!」みたいなこともあって楽しいです♪
完成させる方法が一つじゃないっていうのは、自由度も高くてとても素敵だなと思いました。
さらに、私が気になったのはこちら!トゥキリクカードの向きを決めるためのダイスです。
ダイスで出た目に描かれた動物を、下にしてカードを置くのですが…
動物の下に、白いブロックの描かれている目が出た場合は、雪ブロックの上に作らないといけません!!
1段浮かせた状態で完成させないといけないのです!!
正直、ダイスの出目によって、え?なにこれ、できるの?鬼畜じゃない??
みたいな時もあるのですが、それがまた面白い!
難易度によって、全員が悩んで閃き勝負の時もあれば、簡単すぎて瞬殺でスピードのみの勝負の時もある。
ゲームの流れ
トゥキリクカードを1枚引いて、ダイスを振ります。出た目の動物を下にしてカードを公開。ブロックを使ってトゥキリクを造ります。全員が完成させたらラウンド終了です。
完成させたトゥキリクが正しいかチェックします。
・全員が正しく作れていた場合は、一番最後に作った人が負け。
・正しく完成できなかったプレイヤーが1人いた場合は、そのプレイヤーが負け。
・正しく完成できなかったプレイヤーが複数人いた場合は、その中で最初に完成させたプレイヤーが負け。
負けたプレイヤーは、そのトゥキリクカードを受け取ります。
誰かがカードを5枚受け取るまでラウンドを繰り返します。
5枚目のカードを受け取ったプレイヤーが現れたら、最終ラウンドです!最終ラウンドで、一番早くトゥキリクを完成させたプレイヤーがゲームの勝者です。ですが、5枚カードを受け取ったプレイヤーは最終ラウンドに参加できません。
ルールとゲームの終了条件は、プレイ人数によって多少変わるところがあります。
まとめ
スピードを競うゲームでもあるのですが、誰か一人が完成させたらラウンド終了ではなく、全員が完成させるまで待ってもらえるのがとても良い!
そして、お題となるトゥキリクカードの種類も多いし、ダイス目によって向きが変わったり、雪の上に造らないといけなかったりするので、飽きずになんどでも遊べそう♪
トゥキ / TUKI
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