最初アバドンって言っちゃって修正されたのでもう間違えないぞ!
白と黒の陣地に分かれて相手のマーブルを盤から追い出すアブストラクトゲーム。自分がどこでミスしたのかが明確なのでやっちゃったくやしい~~と思うのがキモ。
デザイナー:Régis Bonnessée
デザイナー:Michel Lalet, Laurent Levi
アーティスト:Michel Lalet, Laurent Levi
プレイ人数:2人
プレイ時間:30分
対象年齢:7歳~
シンプル~
白と黒のマーブルに6角形のボード。
これで全部という、実にシンプルな作品。
このボードから相手のマーブルを押し出して、先に6個落とした人の勝ち。スィンプルー。
※マーブルとはラテン語で「輝く石」。おはじきの石という意味もある。
黒と白の陣地に分かれて、手番では自分のマーブルを1~3個(2個以上動かすときは連なっているのが条件)隣接した上下左右に1歩分、動かすことができる。
その際、相手のマーブルが動かす方向に隣接していれば押すことが出来る。このようにして相手のマーブルを落とすのだ。
しかし、相手のマーブルを押すにも条件がある。
押し出すマーブルは相手の数よりも上回っていなければならない。
なので、押し出す方法はこの3パターン。
- ○○●
- ○○○●
- ○○○●●
相手のマーブルは3個以上は押せないし、その間に自分のマーブルがあれば動かすこともできない。
以上、よーしこれでゲームできるぞー。ルールも簡単だね。
互いににらみ合うような配置。最初は適当に動かして相手に近づいていく。
なんかセオリーがあるのかもしれない。何て先とか考えられないのでいつも適当。動かして動かして相手の行動範囲を狭めていくぞ。
相手のマーブルを落とすということは自分の端っこにいるということ。
なのでいつも押し出したら押し出される、といった状況が生まれやすい。6個押し出されたら負け…ということは5個まではOK。なので最初はまあいいでしょ。と骨を切らせて肉を断つ!違うわ、骨切らせたら終わりだわ。肉を切らせて骨を断つ。と思いながら(言葉に出さない)ガンガン攻めていく。勝負はあと3個くらいになったところから、と私は思っている。
「ここを押せば相手のマーブルを落とせる!」とそこに視線が集中していると別の場所がピンチに!という状況が良くあるある。
なんで解りやすい餌があると食いつかずにはいられないんだろう。恐ろしい。
なのでその習性(?)を利用して餌マーブルを落とさせて相手のマーブルを2個確定で落とす!という策略を練ったり。上手くいけば気分は軍師ですよ。たーのしー。
後半は互いに慎重になってくる。落とされずに落としたい。じりじりと間合いを詰めたり、逆に離れたり。全ての端っこから落とされるから注意する場所が1箇所ではないのでここは大丈夫ここも…大丈夫。とさまざまな場所をチェックして何処の箇所を動かせば良いのか、一つ一つ精査。
それでもやっぱりミスは出てくる。相手がすでに見えていたら諦める。
が、たまにミスに気づかれないときがあってそのときはもう盤面見ながら(顔見るとあせってるのバレるから)無表情を装って気付くな~気付くな~と念を出すよ。
遊んでるのも楽しいけど、これは見てる側も楽しい。自分だったらこうするとか「あ、今ミスしたな。」とか。見てる側同士で「どこ動かす?」とわいわい話しするのも面白い。
ルール簡単で面白い
ゲームの紹介でした。
これは相手に負けてくやしい~~!というよりも「あそこでミスしなかったら勝てたのにくやしい~!」と自分のミスに対して悔しい気持ちが沸いてくる。次こそはミスしないぞ。と何度もやる気になるゲーム。
ルールがシンプルゆえに「そこを動かせばこうなる」と把握するのが早い。互いにだんだんと上手くなっていって1ゲームが長くなっていく。防戦になると長引くのでいつ攻撃にでるかのタイミングを計りだしたりすると、ちょっと頭が良い人っぽい…!そんな気分になるのも面白い。
アバロン / Abalone