相手の心を読んでどれが○でどれが×か…。
当てるだけのちょう簡単なルールで出来る二人専用ゲーム。
どちらが先にごきぶりさんを陣地に呼び寄せられるか…勝負だ!
デザイナー:Jacques Zeimet
アーティスト:Rolf Vogt
プレイ人数:2人
プレイ時間:15分~25分
対象年齢:8歳~
この「ごきぶりシリーズ」は派生作品がたくさん出ていて、その中の一つ。
多分日本で一番有名なのは「ごきぶりポーカー」
害虫を押し付けあうブラフゲーム。くわしくはこちらのレビューを読むのだ!
そのカードはほんとうに宣言した虫なのカー?全種類コンプを目指せ!←負けます
そして私がプレイしたことあるのはあとは「ごきぶり寿司」
職人をぷぎゅっと鳴らすのが楽しい。ビニール人形がなんとも懐かしい感じ。そしていつの間にか本気になって取り合いしてる。
ただ名前がな…。ちょっと敬遠しちゃうのよね。ひらがなじゃないとあんまり連呼して書けないよ。Gもちょっと連想しちゃうから駄目だな。
名前であれだけど…面白いゲームが多いからオススメなシリーズだよ!
今回は二人用のこちらをご紹介。
置く者当てる者
交互に○×コマを置く人(だまし師)とそれを当てる人(予想屋)を繰り返す。
一番最初に自分の陣地に丸いごきぶりさんのコマを1個でも引き寄せたら勝利だ。
だまし屋側は一つだけ×のタイルがあるのでこのコマを当てられないように置く。
予想屋側はだまし屋が並べたコマからなるべく早めに×コマを当てる。
○コマを当ててしまった場合はだまし屋側にごきぶりさんが進んでしまうのだ。でも×コマをひいた場合はまだ表になっていない○×コマの列のごきぶりさんたちが予想屋のほうに引き寄せられてくる。
○を引かずに×をいかに早く当てるかが勝負の鍵だ!
思考がループする心理戦
最初は中立にごきぶりコマが置かれているので特に予想仕様も無いんだけどだんだんと進んでいくと偏りが出てくる。
こうなると相手がどう考えてどう置いていくのか…。
相手の性格を、このときどうしていたのかをパターンを読み取らなければいけない。
大胆に攻められるのか、それとも日和って防御に回るのか。
さっきはバツを置いていたから今回もバツ…と思わせといてのマルなのではないか?いや、でも…
とずっと思考がループしまくる。今回…今回はどうするんだ…?
予想屋もそんなだがだまし屋も大変。
上級者は目線と表情から読み取ってくるのだ。何それ怖い。
置くときに手が震えないようにしなくては。
置く場所の順番で、速さで、ばれたりするのでは?
目線でのバレ、表情などでもバレたりする。
どんなところが見られているのかわからないからめちゃくちゃ緊張する。
読み合いが楽しいんだ!
一瞬で終わるときもあるが、互いに熱い攻防を繰り返して長くなるときもある。
一発でバツを引き当てたときはテンション上がるし、2択まできたときの緊張感。最後まで当てられなかったときは「ぬわーーっっ!」と1手番1手番ドラマチックだ。
仲の良い人とやると相手の手がなんとなーく読めて「ふっふっふっ、こうすると思っていたのだよ!」などの読み合いが発生するのが面白い。
ゲームの上手い下手だけでは決まらない勝敗、ルール把握も簡単で時間も短く済むのに1試合が濃密。
ゲームをあまりやらない人も、ゲームをめちゃくちゃやる人ととでも手軽に盛り上がれるのでオススメ。
ごきぶりデュエル