1950年代~1960年代に行われた宇宙開発競争にて。
デザイナー | Jeroen Vandersteen |
アーティスト | Kreativbunker, Nache Ramos, Andreas Resch |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 60~120分 |
対象年齢 | 12歳~ |
我々は民間の宇宙機関となって2つの超大国による競争に参加します。
開発のスペシャリストたちを雇って、ロケットを強化し、宇宙ステーションの建築にも協力します。
2つの超大国というのは「アメリカ合衆国」「ソビエト連邦」のこと。冷戦の中に行われた宇宙開発競争が舞台。
そういえばトワイライトストラグルで宇宙開発競争…やってた…!
このとき失敗しすぎて宇宙開発競争に参加した気はしてない…
とまあ、話の脱線はおいといて…。
いち民間人の我々はロケット作ってミッション達成ー宇宙に発射----!勝利点ゲットーーーー!とするのが主になる。
目次
レトロなイラストが…良い!
フォールアウトのボルトボーイイラストが好きなので似たようなテイストのイラストであるこのゲームが気になった。絵、良いよね?コンポーネントも良い。
これが個人ボード。1人1人に色の違うロケットを渡される。コマもロケットの形。ロケットには発射するのに必要なコスト(お金)と荷物を運ぶための積載量が表示されているのでそれをみて個人ボードのメーターにロケットコマを置いてね。
お金はお札。札束ってテンション上がるよね。
宇宙ステーション。最初は何も無いけど、貢献すると一つずつ追加されていく。皆で協力して宇宙ステーションを作ろう。
このコンポーネントで始まる前からテンション上がりっぱなし!
苦しさからの達成感が気持ち良い
ロケットを打ち上げて、ミッションを達成するのが主な勝利点の稼ぎ方。基本的に1ラウンド中に1回しかロケット打ち上げできないので毎回飛ばしていきたいところだけど、飛ばすのにもお金がすごくかかる。最初っから飛ばすのに5金かかるのに初期のお給金は5金なのでお金はカツカツ。勝利点欲しいけど毎回ロケットを打ち上げるわけにも行かない。
それに最初の状態だとレベルの低いミッションしか受けられないので、技術やお金やロケットの強化が必要…そしてまたお金がもかかる、と。
なので全8ラウンド中で何回ロケットを発射して、工場は何処をどのくらい強化していくのか。ということを取捨選択していかなきゃいけない。このお金ないカツカツな苦しさ、発射できないもどかしさと工場をグレードアップさせていく楽しさ、ミッションを達成していく爽快感さが面白い!
ということでゲームの流れ
1950年代と1960年代の2つのフェイズに分かれていて、1フェイズは4ラウンドの計8ラウンドで行われる。
1ラウンドの流れは
- お給金発生
- スペシャリスト選択(カードドラフト)
- スペシャリストの実行
- ミッションカード取得
- ロケット発射
となっている。2と4のカードで工場を強化できるのと、4のカードで勝利点を獲得できる。どんな風に強化していくのか、手元に来たカードで計画立てつつ選ぶの楽しい。
スペシャリストの選択はドラフト。
3枚持って1枚選んで2枚渡す、選んだ1枚を加えて、渡された2枚を組み合わせてから2枚選んで1枚渡す。といった方法。
最初に選んだ1枚も2回目で取捨選択の選択肢に入れられるのが特徴的なドラフトだ。
スペシャリストの実行は3枚持ってるうちから2枚だけ。あとの1枚は次のラウンドに持ち越せる。いらない1枚として次のドラフトで使ってもいいし、お金がないから次で…と回したりと欲しいけど実行できない場合に保持できるのが良い。
スペシャリストを使ってまずは工場とロケットの強化。臨時給金と宇宙ステーションへの奉仕、テクノロジーの取得などなど。どれもこれも強化したいのに時間とお金が少ない…そんなことがいろんなところで起こってくる、ぐええ。
私はお金欲しいので、よく「宇宙ステーションの建築」を行う。これでラウンド毎に貰えるお金が1金増える。早めにやっておけばその分お金をゲット出来る。
なんだけれども、このゲーム、メリットにデメリットも必ず着いてくる。
今回の「宇宙ステーションの建築」もお給金も増えるし最初にやるとコストも低いがミッションをそれほど達成していないので貰える勝利点が少ない…とか。スペシャリストカードにも臨時で貰えるお金も貴方は2金他の人には1金とまあ他の人には嬉しいことこの上ないけど、使った人は他の人にお金渡したくないんだから面白くない。
とか、どーしよーーーって考えながらカード選ぶのほんと楽しい。
あとは、1フェイズ目にロケットを発射してミッションを達成すると1回発射するごとに貰える勝利点が2フェイズ目よりも高い。
しかし、高度なミッションカードの達成は2フェイズ目から。そして2フェイズ目は打ち上げに必要なテクノロジーが増えている。
ミッションカードはレベル1から4まであって、1,2を達成するとロケットや工場の強化、給金のアップとプレイが楽になるボーナスがつく。3、4は主に勝利点。
レベル4のカードなんて3枚集めると105点とか「ちょっ、待てよ」とか言い出したくなる点数もらえるものも…。
勝利点がいっぱい貰えるレベル3と4のカード集めたくなるけど、発射に必要なテクノロジーが違う上に多くてどっちかかな…、ってなっちゃうんだよね。お金も時間も足りない…。
などなど、どれを選んでどれを捨てるのか、絶えず苦しい中から選んで最後にミッションたくさん達成して一気に点数をガガガーン!と得るのが楽しい!
まとめると
お金がカツカツでギリギリな中でスペシャリストをどう雇っていくか。いつロケットを発射するのか、など計画立てて実行するのが楽しい。もし最初に考えた計画が無理でも別の良い方法を探してベストを尽くすのも楽しい。
そして、最初に他の人には秘密なエンドゲームカードによっても変わってくるのでプレイスタイルが固まらないのもリピート性があって良い。
これ発射してもそのままクルクル回って落ちそうwww
みたいな、おもしろ組み込みするの楽しいし、ロケットがだんだん大きくなって成長していくのを見るのも楽しい。
他にもいろいろこういうのがあってこうするとああで~とか喋りたいけど長くなるのであとはプレイしてみていろいろ楽しんで欲しいと思う!
リフトオフ / LIFT OFF