プレイヤーは新米のタイムエージェントとなって時空の崩壊を食い止める。
デザイナー | Peggy Chassenet, Manuel Rozoy |
アーティスト | Ben Carre, David Lecossu, Pascal Quidault |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 約90分 |
対象年齢 | 12歳以上 |
世界政府により創立された、T.I.M.E(Tachyon Insertion in Major Events / 大規模事象タキオン介入)機関。過去に簡単に行き来出来るようになった世界で、タイムパラドックスを防ぐために設立された。
私たちプレイヤーはその機関の新米エージェントである。最終試験にふさわしい事件、と呼ばれたところから物語は始まる。
この後は主任のボブから指令を受け、時間に厳しいローラに導かれて私たちは過去に飛ぶ。
謎解きとダイスと
私たちエージェントは協力して謎を解き、時には戦い(ダイスロール)ながら時空崩壊の原因となる綻びを解決する。過去に入れる時間は有限(国民の税金)で、その中でより良い選択を話し合いながら決める。
解決時に評価が良いとボブがめちゃくちゃ良い笑顔で迎えてくれるぞ。
このSFチックな機械に入って精神を過去に飛ばし、「器」に選ばれたその時代に生きる人間を憑依して操る。器ごとにいろいろな特技があり、憑依するとその特技が使えるようになる。
あとはその人のコミュニケーション能力だったり、純粋な力だったり…。
この能力を使って相手を説得したり、ぶちのめしたりしながら物語を進めていく。
ちなみにこの「器」。候補の理由の1つは「別に死んでも未来(今自分たちが生きている現在)に影響しない人物」である。なので、もし、途中で死んでしまっても別の平行世界から持ってきて再度憑依が出来る。世界政府機関ぇ。
協力しようそうしよう
物語はカードの束になっていて、地図上で移動する場所を決定するとその場所のカードをボードに並べて開き、探索箇所を決めてみんなで調べる。探索ポイントは複数あるので皆でいっせいに見てもいいし、別の場所を各々調べてもいい。
探索ポイントでは重要な話を聞けたり、いきなり戦闘になったり、アイテムがもらえたりする。一人一人探索したほうがいろんなところ見れていいかもと思っても戦闘だと脳筋でもないと一人で戦うのは結構キツイ…。
初めに場所にたどり着いたときに「この場所はどんな様子であるか」ということが語られるのでその情景を思い浮かべながら一人なのかタッグを組んでなのか、皆で相談しながら進めていこう。
自分が調べる探索ポイントしか見ることはできない。なので、「何が置いてあった」「何が起きたか」は整理して皆に伝えなくてはいけない。そのまま文章を読むことはNGらしい(自分が見たもの、感じたことを説明せよということらしい)。
複数人で見ると、確認しながら共有できるけど一人だと「そんな事実は無かった」「重要な情報を見逃した」ということが時々起きる。いや、結構起きる。人によって「何が重要な情報か」という認識が違うからだと思うけどそんなアクシデントも楽しい。忘れられない思い出になった。
時間が
この調査は国民の納税によって賄われている。あんまり使うと国民激おこなので、費用は最小限にしようね。
ということで、解決までに時間は限られている。
私たちはTUという時間を消費して、アクションを各々行える。探索ポイントから移動したり、ダイスを振って何か調べたりなどなど。1人に与えられるアクションは1TU中1回なので、移動したい、イベントがあったからダイスを振りたいなどのときは相談、勝手に振って進めちゃうと他の人がアクションしてないのにTUがどんどん消費されちゃうからね。皆のTUだからワンマンプレイは駄目。でもダイスが振れるとすぐ振りたくなっちゃうのは、わかる。
私たちだけの物語
結末まで複数のルートが用意されているし、器も用意されている。4人フルでやるものいいけど少ない人数の場合でもまた違ったアイテムが用意されていたりする。まるっきり本編にかかわりが無いイベントもあるし、と、さまざまな体験が用意されている。
1回目でクリアなんか出来ない、すぐTUなくなっちゃうし。なので時間は気にせず(ボブは怒るだろうけど)自由にやるのが良い。とりあえずめちゃくちゃ面白かった。ここ良かったあそこでああくるとは~君のダイス目が~なんて感想戦もすっごく楽しい。
難しいのは1回やると謎が解けてしまうので同じメンバーでやり続けたい。と思うこと。いっぱい拡張が出ているので、なかなか手出しにくい状況だなあと思う。
でもめっちゃ面白いよ。是非、気の合うメンバーと時間をかけてプレイして欲しい。
おまけ
ルールが多いのに覚えづらいのでプレイする際のメモ。
忘れがちなルール
- 地図。赤文字の場所から移動する場合、追加で2TU消費する。
- テスト未達成のまま他の場所に移動した場合、それはリセットされる。
- 倒したらカードを排除。場所の見た目は崩れるがそういうもの。次のランで元に戻る。
- 機構ロゴ入りはランをまたいで保持される。
- カードに公開と書いてある場合、そのカードを公開する。
それに対応する条件トークンは要らない。今いる場所のカードを公開したカードに置き換える。 - テスト中、「なにもしない」を選んだ場合でもその場所に髑髏シールドが1つでもあればダメージを受ける。
BGGの非公式FAQを抄訳したまとめ
ありがてえ
このサイトも参考になるよ!みたいなのがあったら教えてください。
T.I.M.Eストーリーズ