キューブなバードでキューバード。
デザイナー | Stefan Alexander |
アーティスト | Kristiaan der Nederlanden |
プレイ人数 | 2~5人(BGG:3人) |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
カードは全部で110枚。手札の鳥カードで鳥を挟んで群れをゲットする。一定数で捕獲。8種類中7種類集めるか、2種類を3群れずつ集めるのか。どちらかを一番早く達成した人の勝利となるセットコレクションのカードゲーム!
8種類の鳥の群れを巣に戻そう
鳥たちは自分の巣に帰る時間になったのでバサバサっと飛び立ったら他の鳥たちも一斉に飛び立っちゃって…。うわー、混乱しちゃって、帰れなくなっちゃったよーたすけてー。
というあほ可愛い鳥たちを同じ種類でまとめてあげて巣に帰してあげよう!というフレーバーがチャーミングで可愛い。
3DCGで作られたキューブなバード、1枚1枚全部絵柄が違う。向きが違う、くちばしが開いてる、背景にちょうちょがいる!など実にユニークで可愛いカード。手札に来たら是非いろいろ見てみて、このカードが一番好き!なんてお気に入りの1枚を見つけるのも良い。
手番でやることは鳥を集めて、群れを作る。
3列のうち1列選んで左右に1種類の鳥を配置する。その際、手札にある同じ種類の鳥すべてを配置する。
同じ種類の鳥で挟んだ間にある鳥カードを全部取得する。
最後に、1つの群れを作る事ができる。その際も手札にある同じ種類の鳥すべて出す。群れを作ったら、作りましたよーってことで自分の場に1~2枚の鳥カードを配置する。
これが流れとなる。
「1種類の鳥すべてを配置する」なので、集めてたのに全部出さなきゃいけないの!っていうところがこのゲームの苦しいところ。
集めてた鳥を(やむおえない理由で)出しちゃうと、1ヵ所にいっぱい鳥が集まっちゃって、次の手番の人に大量に渡すことになっちゃう。だからといって置かないと自分が鳥を集められない。別の場所に配置…もできるけどそうすると山札から鳥を引くことになるからコントロールが効かない…!と、難しい。
場から鳥を集めていると、だんだんと手元の鳥の種類が少なくなり、枚数が増えていく。手番初めに必ず手元から鳥を出さなきゃいけないから、地道に群れを作ったり、他の種類の鳥を集めたりしていないと、枚数が多いその鳥を場に戻す羽目になってしまうのだ!自分が集めてないのは場に出しても良い?かと思うと他のプレイヤーが集めてて群れを作られちゃうかも?となる。そうするとなかなか出せない悩ましさ…!しかし、集めている鳥と集めてない鳥、どちらを出すかと言ったら集めてないほうだよね…!
だから「1種類の鳥をすべて」というルールは、本当に、苦しい、縛りなんだよ!
群れは鳥カードを取得した後に1回だけ作れる。小さい群れか大きい群れ。小さいと1枚、大きいと2枚自分の場に出せる。群れの大きさはカードの右上に描かれていて、スラッシュで区切られた左が小さく、右が大きい。この枚数を出すことで群れが完成する。自分の場にその鳥カードをだすことで、その鳥が山札から1枚少なくなることも、ミソ。希少種だとその1枚が結構厳しいのよね…。
カードは左下の数字がその鳥のカード枚数。だからカウンティング出来る。カード枚数が多いほど、群れを作るときの枚数は多いが作りやすい。といった構造になっている。110枚もあるからカウンティングて…って思うけど、自分が欲しい鳥の種類だけならカウントしようという気持ちになるよね、そのカウントもあと〇枚山札にあるはずだから大きい群れ作れそう…な気がする!という目安になっていい。
カードを交換していくと、みんなの手札はだんだん枚数が多くなっていく。群れが作られちゃう!やばい…でも大丈夫!
実はその群れ作らせんぞーー!な、邪魔できる要素がある。手札を無くせば、みんなの手札を捨て札にすることが出来るのだ!しかし、それを狙うのは難しい。
大きい群れを作りたくて集めてたのに…とか、希少な鳥で群れを作ってたのに…とかの計画を一瞬で崩壊させることが出来る、ちょっと嬉しい楽しい。しかし、この配り直しはもしかしたら相手に良いカードを渡してしまうことになるかもしれないので、使いどころは注意が必要。頻繁にやってると捨て札リシャッフルも入っちゃうからね。
まとめ
- 鳥が混乱して巣に帰れないって可愛いな、手助けしてあげよう
- 全てがユニークな110枚のカード。お気に入りを発見しよう
- カードにはその鳥が何枚入ってるかわかるようになっていてカウントがしやすい仕様
- 手札を無くして、相手の群れ計画を阻止できたら楽しい面白い!
同じ種類の鳥カードを集めるという目的がシンプルなこと、オセロみたいに挟んでカードを取る、というわかりやすいルール。それぞれ鳥のカード枚数が表示されているので、カウンティングでの群れ計画がたてやすい。しかし、取ったカードは他のプレイヤーにバレバレでブロックされやすい。など、簡単で悩ましいのがこのカードゲームの良きところ。(捨て札にされる前に)早く群れ集めなきゃ~っていうスピードを競うドキドキ感もたまらない。
さらに、最初にランダムでみんなには自分の場に1枚カードが配られる。このカードを見て何の群れを集めていくのか?とこの1枚で他のプレイヤーとは群れ計画が若干変わってくるのも良い。
カードだけというシンプルなコンポーネント、見た目可愛いし、運びやすいし、ちょっと遊ぼう!というのにちょうどいいゲーム。しかし枚数が多いので山札崩れには注意だ!
Cubirds / キューバード