舞台は多分、不思議の国?
やっと不思議の国から帰ってきたアリスですが、またまた別の世界に。
このくらやみの世界で頼れるのは「あなた」だけ。
デザイナー | パズ.rar |
アーティスト | 青依青 |
ストーリー | 河野裕 |
プレイ人数 | 1〜6人 |
プレイ時間 | 90〜180分 |
対象年齢 | 12歳~ |
スマホのアプリ「Line」を使って、アリスと会話をしつつ暗闇から助け出そう!住人の困りごと(謎)を解いていくと、ろうそくが貰えてあたりが照らされる…。ろうそくでカードがめくられることで、だんだんと明るくなっていくギミック。この世界が広がる感じがワクワクしてくる。あとは「不思議の国のアリス」がテーマということでちょっと「やってみたいな」と思ってしまう…、アリスはパワーを持ったコンテンツだと思う。
脱出×物語
このゲームのコンセプトは脱出ゲームと対話の物語。物語を読み進めキャラクターと会話することで謎を解き、クリア(脱出)を目指していく。
メインの物語はLineで流れてくる。物語を読んで、その中でxのカードを見てくださいと言われるのでそのカードをコンポーネントから出して、謎を解いていく…といった感じ。
そして、カードを見ながらこれ何?と調べたい対象の単語をアリスに聞いて返事をもらう。それを見ながら、さらに謎を解いていく。このアリスと会話してる感じが良くてつい何度も聞いたり、目についたいろんなことを聞いてしまう。
残念なのは物語に関係のあること以外はシステムが答えてくることかな。あたりはずれ感も面白いといえば面白いのだけれど。
Lineでのやりとりなのでこれの答えでAを選んだあなたはコンポーネントのカード〇番探して~というだるさは無く、すぐ返ってくるのでいろいろ無鉄砲に調べやすくて良い。
感想
イラストが本当に良い。最後の謎が解け本当に暗闇から抜け出した…という感覚が良かった。めちゃくちゃ達成感がある!
物語も良くて、テンポよく読める。最初のまったり謎をちょっとずつ軽~く解いていく感と中盤からのトークンをゲットした後のそれらを使った謎解き、終盤は解けたー!…ってこの答えでどうなるの!?といったストーリーの進め方は映画を体感しているよう。
謎自体はそれほど難しくはない(と思う)が簡単でもなく、悩めば「あっなるほどね!」と解ってくる謎。難しい人にはLineで「ヒント」と打つとその場面のヒント貰えたりする親切設計になっている。
あとは公式サイトにも記載してあるが、物語を読んで進めていくので、ストーリー?別に要らないよ?謎解きだけやりたい。という人には向かないのかな?世界に入り込めて、のめりこむ人ほどこのゲームには向いているのでないかと思う。
第2弾発売
2020年11月6日に第2弾「シャーロックホームズの追悼」が発売。
ワトスンと一緒に新たな謎に挑戦しよう!
今回は謎の難易度はノーマルのほか、物語を進めていくとハードモード、ベリーハードモードと難易度を上げていける仕様になっている、初期の謎は前回より簡単め?らしい。ベリーハードモードは謎解きマニア向けと謳っているのでアリスでちょっとぬるかったかも?って思ってた方にはもしかしたら良い塩梅になっているかもしれない。かもかも?
詳しくはエスカローグ様のサイトやツイッターをご参照ください。
アリスと謎とくらやみの物語