メリークリスマス!
ボドゲ紹介 Advent Calendar 2020の12月3日の記事となります。
12月2日はぼーずさんのミレニアムブレードでした。
突っ込みながら読まずには居られない、ミレニアムブレード愛に溢れたレビューとなっています。
今年は募集1日ですべての日数が埋まったので、ボドゲ紹介02 Advent Calendar 2020も存在します。皆ボードゲーム好きなんだな!
ということで3日目よろしくおねがいします。
といっても、このサイト「今日も駄目ダイス」でだいたい週1で好きなボードゲームの紹介をしているわけで…。
じゃあ1つに絞らず、今年というか遊んできて面白かったシステムで紹介しようかな!と思った次第であります。
お題は「マルチゲーム」
ここでいうマルチゲーム(マルチプレイヤーズゲーム)は「1位を皆で叩き合いつつゲーム終了時までに1位を目指す」といったゲームのことを指している。(といっても分類に詳しいわけではないので、いろいろ間違ってたらすみません)
自分のことだけ考えていては勝てない、周りをよく見て、他人を常に意識しつつアクションをすることが大事。という常に殴り殴られるインタラクションの激しさや、1位独走を阻むために自分にとって得しないアクションを打つ(お仕事と呼ばれてる)ことを強制されたり、そしてを1位に追いつけないほどの大量得点を捧げてしまいキングメーカーとして崇められる()こともある、こうした攻撃的なやり取りでギスギスしてしまうこと、よくあると思います。そういうところが好き嫌いの分かれるシステムであることは間違いない。
でもね、私はプラスでもマイナスでも真剣にゲームで楽しみ合うこのマルチゲームが大好きなのである。
まあ、汚く罵っても問題ないメンツで遊んでいるから、というのが大きいからかもだけど。
好きなところ
- プレイヤー同士のコミュニケーションが多発すること
- 相手の動きを読んだ上での戦略を考えること
- 自分の1手が相手に影響を与えられること
- 全員敵なのに1位を落とす協力をしちゃうところ
- 反省して次のプレイに活かそう!と脳内リプレイが楽しい。
の5点かな。上記の好きなところはマルチゲームだけに限らないけど、私のこの1手が良くなかった、対戦相手のあれで他の人が伸びたな…。とのちのちあとから一人反省会をする思考が多いのはマルチゲームを遊んだあと。きっと殴られてアドレナリンが出ているんだな。
序盤はともかく中盤以降「相手はもちろん得をしている、だが自分も得をしている(もしくは、自分に影響はない)」といった状況に持ち込みたいので各方面から「どれだけ貴方が得をするのか?」というプレゼンが始まる。プレゼン?っていうか押し付け合いに近いけど。こうしたほうがいい、ああしたほうが?いや、あれなら一番点が伸びるだろう!盤面みながら皆で指差しつつ考えるのが本当楽しいんだよね。で、だんだんヒートアップしてきて手番外の人が言い争いしてたりとかね、面白。
この盤面を見ながら話し合って1位を叩き落とすのが協力ゲームじゃないのに協力していて、でも腹の中では自分が1位になる算段をつけている…という腹黒い…どの言葉を信じて何を信じてはいけないのか?と疑心暗鬼になる。この駆け引きが本当に楽しい。
ということで、軽いのから重いもの。殴って殴られるものから経済的にころされるマルチゲームをちょっとご紹介。星の数は少ないほうが遊びやすいとして表記した。
バロニィ
殴り合い度
アブストラクト度
木コマ積み易さ度
2020年12月にホビージャパンよりスペシャルBOXで再販される男爵から公爵へ成り上がる、狭い土地を皆で奪い合う陣取りゲーム。相手の土地を奪うのに殴るのだが殴られないように防御を固めてたりするのでそんなに殴れない…といったジリジリしたやり取りが熱い。やることがシンプルなので誰が何をしたいのか(するのか)が読みやすく、最初のほうでやるマルチゲームにはこれがオススメかな!相手を叩く理由が明確なので、良いよ、殴れよ、分かってたよ。と吹っ切れやすい。
ケメト
殴り合い度
特殊能力度
フィギュア良か度
古代唯一の神となるために殴り合う神となる。ラウンド終了時に10点を制したものが唯一神。とりあえず一番点数取ってる人から殴ってけ!感がある。プラミッドを建てるとレベルアップして特殊神パワータイルが取れる。そうして強化して殴る。パワータイルには使役できるクリーチャーが居てコレが強い。そして殴る。凄くシンプル。殴ったね…、殴り返してやる!というバーサーカータイプにオススメ
トワイライトインペリウム
殴り合い度
ダイス運度
ネゴシエーション度
宇宙の覇権を求めて争う。ラウンド終了時に特定の点数か、規定のラウンド数が終わったときに一番点数の高い人の勝ち。初回プレイはインスト込み10時間とハードルが高いが、やることはシンプルなので1,2ラウンド終わる頃には大体どうすれば良いのかが見えてくる、が、担当する豊富な種族の特殊能力を把握していないことが多い。強いんだぞ、特殊能力。覚えよう。ということで私は再戦する日を心待ちにしている。陣取りでの交渉(ここまで侵略していっすか?)と商品の交換(自分が生産する商品は使えないので誰かと交換する必要がある)での交渉が大事、仲間を探し裏切ろう。さらに戦闘ではダイス運もちょっと大事だけどカードでその運を補強する事ができる。
Vast
殴り合い度
わちゃわちゃ度
絵が可愛い度
舞台はダンジョンだったり、館だったり。ひとりひとり勝利条件が違うし、食い食われの存在となったとき、敵の敵は味方!となって他プレイヤーと協力関係になったりできるのがめちゃくちゃおもしろい。なんで対戦相手に助けを求めてるのか!自分より先に勝利しちゃいそうなら止める。その中で自分だけの勝利条件を目指して行動する。勝ちたいんだけど、勝てなくても相手を止められた達成感でなんか満足してた。また自分のキャラクターでうまくプレイしたい、そして他のキャラクターでも遊びたい!
国富論
経済シミュ度
死にやすい度
ネゴシエーション度
生産と国際貿易のゲーム。拡大できないと死ぬ。互いに需要と供給の立場なので誰を味方にして、誰を敵として扱うのか。序盤にチームを組んでないとこの戦争に参加できないだろうと思っている。なので対戦相手との交渉がとても重要になってくる。VPに関わるのがお金なので誰がどのくらいお金を持っているのか大体にしか把握できないのとどうしても自分を伸ばすために相手にお金をあげなきゃいけない…もしくは、相手に得になるように商品の価値をあげなきゃいけないといったところでどう折り合いをつけていくのか。交渉うまくなりたい。うまくできたらレビュー書くんだ…。
マリア
殴り合い度
歴史知りたくなる度
渋カッコイイ度
マリアテレジアが女王なんて認めねぇー!なオーストリア継承戦争をテーマとしたウォーゲーム。3人専用。基本オーストリアに攻め入るお話なんだけど、1人が2つの国をプレイする。それがオーストリアと敵対する国が敵だからオーストリアばかりをいじめてもう1人を増長させるわけにはいかない。といった中で三つ巴の戦いが始まる。戦争で使うカードはトランプ。エリアで使えるスートが違うので手元に無いとある場所で戦えない!となる。カードの補充もラウンド最初なので持てるカードの数が決まっている。といったなかで戦闘をどれだけ傷を負わずに逃げるのか、それとも勝ち時はいつなのかと考えるのが熱い。
まとめ
自分の感覚となるけれど、マルチゲーで手出しやすいというか、遊びやすい順はこんな感じではないかな?あんまり売ってないみたいだけど、きっと誰かは持ってるさ。
いっぱい紹介した過ぎて長くなっちゃいましたがここまで読んでいただきありがとうございました。アドベントカレンダー2020好きなボドゲ紹介は「マルチゲーム」でした。
もう1つ、「ボドゲ紹介02 Advent Calendar 2020」の12月3日公開はkorejanaikumaさんの「Welcome to New LasVegas」になります。
普通のウェルカムトゥ…は遊んだことありますが、ベガスはまだ。ていうか借金とかあるの?楽しそう。
次の記事、12月4日の担当はmadeinxxxさんで「Aeon’s End: Legacy」の紹介になります。イーオンズエンドは気になっているゲームの一つであります。破孔魔術師とか言われるとすごいやりたみが増してくる…!