インスト不要、本を読むだけでゲームに没入できる!
私たちは義賊のロビンフッドとその一味となってここノッティンガムで冒険を繰り広げる。
プレイ人数 :2人~4人(BGGベスト2,4人)
プレイ時間 : 60分
対象年齢 : 10歳~
ちょっとした舞台背景について
1193年のイングランド、ノッティンガムシャー州。ジョン王子とその手下とで悪政を強いられ民は重税に苦しんでいました。
その悪政に抵抗する義賊のリーダーが「ロビンフッド」。
私腹を肥やす貴族などから財を奪って困った人に分け与えたりと弱者を救済していたといわれています。
登場人物
主人公「ロビン・フッド」
イギリスの伝説的英雄。弓と剣の達人。
数年ぶりに故郷であるシャーウッドの森に戻ってくる。
最近夜に奇妙な夢を見るようになった。
怪力の大男「リトル・ジョン」
えっ。リトルなのに大男?と名前から想像がつかないが気は優しくて力持ち、なロビンフッドの相棒。
なぜか最初絞首台にいる。
乙女「マリアン」
ロビンフッドの恋人。敬虔な信者。
父が異教徒として有罪判決を受けたと連絡が入り、急ぎノッティンガムに帰ってきた。
状況を確認するためにまずは神父に会いに行く。
ロビンフッドの甥「ウィルスカーレット」
ロビンフッドの甥で剣の達人。
お腹がすいた。
遊び方やどんなことするの?っていうのはかもさんがとても丁寧にレビューしてくれました!
インストなしですぐ始められる!
ゲームをはじめようとしてまずなんと!って思ったのは
インストがいらないこと。
最初に1枚の紙を見て、
ボード組み立て→
キャラ選び→
移動の仕方→
物語へ!
って感じ。
ルール書いてあるのかな?と思った冊子は「これは最初に読まないで!」って書いてあるしで本当に読むことない。
ゲームを進めながらルールを確認できる仕様となっている。
チュートリアルゲームで何度も何度もリピートするからちゃんと覚えてられるし、アクション手順なんかはボードにも描かれているので忘れてもなんとなく思い出せそう。
コンポーネントの簡素さ
手元に持つのは自分のキャラクター担当コマだけ。
他にもキューブとかもあるけれども一緒にストックに置いといても別に支障が無い。
という、準備がとても簡素に住むことがもう一つの推しポイント。
アンドールの伝説(好き)のようにカード並べたり、道具並べたり、敵一杯並べたり…とかいう手間一切ない。
ボード組み立てて、キャラ持って、さ、続きどうぞ。と、最初にやろうとするときも続きをやるのもすっごい簡単。プレイするのにこんなにハードル低くできるんだ、と感心する。
200ページを超えるゲームブック
装丁がイイよね、この表紙の手触りとか最高っす。
中には押絵もあって、本当に児童書読んでる感じ。ロビンフッドの冒険読んだことないので遊びながらどんな話か理解してくの今から楽しみ(まだ最初しか遊んでない!)
?でイベント発生
移動はコマを繋いでって着いた先が移動先。マスがあるわけではなく…というのが面白要素。コマを斜めにして最大距離稼いだりとか腕がw試されるのが楽しい。
そしてイベントが起こる場所というのが「?」のあるタイル全部。目的地砦の中だけどあそこの「?」気になるなあ?RPGとかで村人の話全部聞きたくなるのと同じく「?」も網羅したい。あ、こんなところにも?が…?何が起きるの?というワクワクが良いよ。
日陰と日向
という概念がある。
ボードを見ると暗いところと明るいところがあって暗いところだと身を隠すことができる。
明るいエリア内で衛兵と一緒になってしまったらその衛兵に捕まえられてしまう。義賊だから衛兵と貴族は敵。
少しでも明るいところにコマが出てきたら捕まっちゃうので私たちは日陰から日陰へ綺麗に収まるように動くのがキモ。隠密に行動しなきゃいけないってとこもRPとして楽しいよね。
私はもちろん衛兵(貴族)が居たら殴って進めるよ。殴れたら捕まらないからね!
丁寧で易しそうに見えるのに意外にハード
すっごく丁寧にプレイ方法説明してくれるし、なんなら1巡の間にもう1回できますよ~なチップもあって結構いろいろやれるじゃん?めちゃくちゃ動きやすいな、こんなんクリア楽勝では?って思うんですけど意外にクリアしたらかっつかつ。
さっき「?」網羅したいっていったじゃん。ぜんっぜんできないから。マジでそこ行ってたら間に合わねえぇってなる。
いつのまにか、あれ?これ運次第でクリアできない…かも????みたいな展開になってる。
多分、敵側のチップが出てきた時の希望の失われ方(時間制限がある)とキューブの追加の仕方(相手の攻撃力と思いねえ)が結構えげつないからだと思うのだけれど…。
自分たちが思いのほか結構アクションできたりアイテムも揃ってくるから結構余裕だねえ~なんて思っちゃうんだよね。よく見るとゲームオーバー片足突っ込んでる。みんなも気をつけよう。
時間は敵を倒すと増えるのでまあ殴らなくても良いんだけど敵は殴っとくと吉。殴ろう貴族。
総評
続き はやく 遊びたい。
1章のプレイが約1時間なんで、ちょこちょこ進めて行きたい。コンポーネント見ると敵側の移動コマがあってあれ、攻めてくるの?って思ったり弓っぽいコマもあったりと先の展開がワクワクしちゃう。時間があればいろんな「?」を攻めてみたいし、まだめくったことのないタイルも何があるのかめちゃくちゃ気になる~。
価格としてはちょっとお高めではあるが、ゲームブックの翻訳量をみたら納得せざる負えない。
多分コンポーネントがっさりあったら買っただけで満足して稼働めんどいな?ってなってたと思うので遊びやすい形になってて最高だと思う。
タイルめくるときはがれちゃったりしてちょっとひゃー!ごめん。ってなるんだけれどそれもアナログゲームの味だなって思う(めっちゃはがした)(言い訳)
何でも遊ぶ雑食だけどワード系は苦手。
読んで興味持って買ってくれたら良いな~と思ってます。
ロビンフッドの冒険